宮古島のトライアスロンはいつ開催?現地スタッフが初心者向けに基礎知識を解説

宮古島では毎年4月、島を挙げての一大イベントが行われています。それが「全日本トライアスロン宮古島大会」です。
本記事では、宮古島で実に40年以上も続くトライアスロンをご紹介!宮古島トライアスロンだけでも、現時点で8回完走している筆者が、宮古島のトライアスロンの楽しみ方や応援方法も解説していきます。
宮古島のトライアスロンについて

オリンピック競技にもなっているものの、「競技名は聞いたことがあるけど、実際何をやっているのかあまり分からない!」という方も多いのではないでしょうか。
このトピックでは、トライアスロンの概要や宮古島での距離などを解説します。
そもそもトライアスロンってどんなスポーツ?
トライアスロンとは、水泳や自転車ロードレース、長距離走などを連続で行う耐久競技を指します。
競技の順番はSWIM(泳ぐ)、BIKE(漕ぐ-自転車)、RUN(走る)となり、カテゴリごとに距離が決まっています。
| スプリント |
|---|
| SWIM距離:0.75km |
| BIKE距離:20km |
| RUN距離:5km |
| 制限時間:2時間程度 |
| ショート |
|---|
| SWIM距離:1.5km |
| BIKE距離:40km |
| RUN距離:10km |
| 制限時間:4時間程度 |
| ミドル |
|---|
| SWIM距離:2~3km |
| BIKE距離:60~90km |
| RUN距離:20~21km |
| 制限時間:8時間程度 |
| ロング |
|---|
| SWIM距離:3km以上 |
| BIKE距離:100km以上 |
| RUN距離:30km以上 |
| 制限時間:14時間程度 |
一番メジャーなカテゴリは?
トライアスロンにおいて、上記カテゴリの中で一番メジャーなカテゴリは「ショート」になります。オリンピックでもこのカテゴリが採用されており、別名「オリンピックディスタンス」とも呼ばれます。
日本各地から世界各国において、このカテゴリのトライアスロンが開催されています。
ショートまでは、それぞれの種目において「距離」が正確に決まっています。しかしミドル~ロングにおいては、開催される場所の地形や規模によって距離が決まるため、種目の距離や制限時間も大きく変わってきます。
宮古島トライアスロンはどんな距離?
さて、ここからが本題に入っていくところです。
Q.宮古島トライアスロンってどの距離?
A.表の一番下「ロング」の距離です。
SWIM:3km、BIKE:123km、RUN:42.195km
※2025年現在、今までも何度か距離の前後はありました
「ロング」は、宮古島のトライアスロンで一番過酷なカテゴリです。日本で他にロングの大会を開催しているところは、鳥取(皆生)や新潟(佐渡)が有名。一番メジャーなショートと比べると、開催数は圧倒的に少ないといえますね。
島の人は、宮古島トライアスロンを一番身近に感じています。そのためトライアスロンといえば、すべてこの距離と思っている人も多くいらっしゃいますが、実は違うのです。
宮古島のトライアスロンの開催時期や天候

ここからは、宮古島のトライアスロンの開催時期や天候、気温などをご紹介していきます。
4月開催のトライアスロン
トライアスロンといえば、「夏」をイメージする方が多いと思います。沖縄ではだいたい3月~4月に海開きをするので、トライアスロンの開催は4月。日本で一番早いトライアスロンの幕開けとなります。
石垣島トライアスロン(ショート)や宮古島トライアスロン(ロング)が、ほぼ同じ時期に週をずらして開催されます。
ここからはちょっとした裏話になるのですが、筆者も今まで、宮古島トライアスロンは8回完走しています。はじめのうちは宮古島に住んでおらず、内地から競技参加に来ていたのですが……。
4月に開催のため、12~翌年2月くらいの真冬に練習します。BIKEの練習中に雪が降ってきたこともあるので、練習の時は身体のあちこちに貼るカイロを装備して望んでいました。
他より早い時期の開催なので、練習時期も必然的に早くなります。今となっては「よく頑張ってたな……」という思い出ですね。
開催時の気温や天候
4月は、もう海にも入れるくらいの気温。25℃くらいから、暑い日は30℃近くまで気温が上がることもあるので、夏と同じくらいの日焼け対策も必要になってくる時期です。天気も比較的穏やかで、過ごしやすい季節になります。
今まで出場していた際も制限時間が13時間以上あったので、競技始まりは雨、その後曇り、最後のRUNでは晴天なんてこともありました。
競技する人はもちろんですが、応援する人も万全の態勢で臨みたいですね。


宮古島トライアスロンの楽しみ方・応援方法
このトピックでは、1日かけて行われる宮古島のトライアスロン、競技者目線からの楽しみ方や応援方法をお伝えいたします。
まずはなんといっても第一競技のSWIM。1,500人が一斉スタートで海へと向かう姿は圧巻です。
なかなかこんな光景は見られないので、応援する時はSWIMスタートをぜひ見て欲しいです。7:00スタートなので、ちょっと早起きが必要ですが……。

BIKE競技の応援は至難の業。目の前を一瞬で通り過ぎるので、ウェアの色やBIKEの形状などを覚えていないと難しいです。
公式HPには、オンタイムでどの地点を通過したか見られるサービスがあります。サービスを利用しながら、応援したい人が今どの辺りに居るのか予測しながら応援しましょう。
BIKEの場合、登り坂のコースなら速度が緩むので比較的見つけやすいです。競技者側からすると、登り坂はしんどい顔をしているのであまり見られたくない気持ちはありますが……。

最終種目のRUNに関しては、どの地点でも応援しやすいです。知らない人から応援されてもすごく元気がもらえるので、色んな人を応援しながら楽しんでください。
宮古島では応援する時「ワイドー!」と言います。筆者も最初聞いた時は「『ファイト』の訛り?」と思いましたが、調べてみたらちゃんとした説があるようです。
琉球語系の古い言葉 「ワイドー(割り通る)」、または動詞 「ワイドー(頑張る、力を出す)」 に由来するとも言われているとのこと。つまり本来の意味は「力強く進め」とか「突き進め」というニュアンスになります。
これを知った時、宮古島トライアスロンにすごく合った応援の仕方だなと感心しました。
トライアスロン宿泊におすすめのホテルを紹介
最後にリゾート内でもトライアスロン宿泊に適したホテルを紹介します。
競技者に知り合いがいなくても、島を挙げて応援するトライアスロンの空気に一度触れてみる機会を持つのもオススメです!
ホットクロスポイント サンタモニカ

お部屋内でのバイクメンテナンスも可能。メンテナンスの際はご用意しておりますビニールシートの上で整備をお願いいたします。
【ホットクロスポイント サンタモニカ】
Access:沖縄県宮古島市上野宮国974-1
Tel:0980-74-7300
>「ホットクロスポイント サンタモニカ」の情報を詳しく見る
ホテル シーブリーズコーラル

お部屋内へのバイク持ち込みが可能です。お部屋でのバイクメンテナンスはご遠慮ください。
【ホテル シーブリーズコーラル】
Access:沖縄県宮古島市上野宮国974-3
Tel:0980-74-7070
>「ホテル シーブリーズコーラル」の情報を詳しく見る
ホテルブリーズベイマリーナ

お部屋内へのバイク持ち込みが可能です。お部屋でのバイクメンテナンスはご遠慮ください。
【ホテルブリーズベイマリーナ】
Access:沖縄県宮古島市上野宮国784-1
Tel:0980-76-3000
>「ホテルブリーズベイマリーナ」の情報を詳しく見る
ウェルネスヴィラ ブリッサ

お部屋内へのバイク持ち込みが可能です。お部屋でのバイクメンテナンスはご遠慮ください。
【ウェルネスヴィラ ブリッサ】
Access:沖縄県宮古島市上野宮国746-20
Tel:0980-76-3870
>「ウェルネスヴィラ ブリッサ」の情報を詳しく見る
まとめ
筆者は競技者としても経験している分、実は書きたいことは山ほどあります。今回は入門編ということを意識しつつ、記事を執筆してみました。
この記事を読んで、宮古島のトライアスロンに少しでも興味を持たれた方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
