宮古島の台風っていつくるの?旅行中の対策や過ごし方を現地のホテルスタッフが解説

夏の沖縄旅行でどうしても気になるのが「台風」。特に宮古島は「台風銀座」と呼ばれるほどよく来ます。
ここ2年ほど大きな台風は来ていないですが、直撃コースだと内地に来る台風とは比べ物にならないくらいの威力で通り過ぎていきます。
今回は宮古島の台風事情や旅行中の対処法などを現地スタッフが解説。実際に宮古島に住んでみないと分からない現地情報を交えて紹介するので、台風シーズンが心配な方は要チェックです。
宮古島の台風っていつくるの?

宮古島に台風の来るのは、早ければゴールデンウイークあたり。また11月頃に季節外れの台風が来ることもあります。
台風の発生数や接近数は、8月から9月が特に多く本格的な台風シーズン到来となります。特に8月の発生数が6個を超える場合もあるため、台風シーズンは注意が必要 です。
宮古島は、実に年の半分以上で台風がくる可能性がある島です。ご存知のように、台風が接近する際は飛行機も飛ばなくなります。(各航空会社で台風による欠航のお知らせがあった際は、キャンセルチャージはかかりません)
また宮古島内においては、台風の影響で風速20m/sを超える場合、3つある大橋(伊良部大橋、池間大橋、来間大橋)は全て封鎖となります。風力が強い間、大橋は封鎖されたままになるので、島によっては孤立状態になる可能性もあります。
宮古島での台風はどれくらいの強さ?
8月~9月は台風の発生数や接近数が多く、風も強い傾向にあります。宮古島への航空便やフェリーの欠航が多くなり、観光施設の臨時休業も増える場合が考えられます。
なお島内では、ここ最近で最も強かったと言われる台風は2003年9月に宮古島を襲った台風14号と言われています。(筆者はまだ移住していなかったタイミングですが……)
最大瞬間風速74.1m/sを記録し、880本の電柱が倒れ停電は最長14日間、島内にあった7基の風力発電風車は全て破損しうち3基が倒壊、被害総額は131.9億円にも及んだそうです。
過去の記録からも分かるように、宮古島の台風の強さは侮れません。小さなお子さんや高齢者の方がいる場合の旅行は、くれぐれも無理をなさらないようにしてくださいね。
旅行前に台風予報が出たら?
旅行する前に台風の予報が出たら、まずは天気予報をよく注視しながら旅行の可否を見定めてください。
そもそもフライトに欠航の可能性があるならば、航空会社がお知らせを出します。お知らせがでたらキャンセルチャージはかかりませんので、キャンセルし別日程で旅行を組み直すのがベターだと言えます。
旅行中に台風が接近したら?
旅行中に台風の接近情報が来たら、可能であれば帰りの便を早めるなどして台風から逃れる策を取った方がいいでしょう。
旅行前に台風予報が来たケースと同じく、該当する便に欠航の可能性が航空会社から出た際に帰りの便をチャージ無しに早めることができます。
ただし他の旅行者も同様に変更になる可能性があるので、席が無くなる前に早めの決断をするのが良いかと思われます。
便を変更できず、台風真っ只中で島に留まることになった場合、宿泊施設スタッフの指示に従って行動するようにしてください。暴風警報が出ているならば、外には出られません。
ホテルのエントランスなどでも、自動ドアが開くと突風が吹いて来てガラスなどが割れる可能性があるため外出禁止にしているところが多いです。
食料にしても、台風の接近に伴い船が入らなくなるのでスーパーも品薄の状態になります。特に早い段階で売れていくのは「インスタント食品」「乳製品」「パン類」などでしょうか。
台風が過ぎても暫くは船が入って来ないので、その間の食料備蓄が必要になります。長引くと2週間近く、食料が入って来ないので注意が必要です。この時ばかりは、ここは離島なんだと思い知らされる瞬間です。
陸続きの市であれば、すぐに食料の配達が可能です。しかし台風が過ぎ去っても暫くは海が大しけのため、船の出航が無い場合が多いでしょう。船の欠航にともない、食料の到着も遅れます。
可能であれば、台風直下のタイミングは、何もできることが無くなるので観光として来るのは避けたいですね。
またホテルでは停電時に備え、非常用電源を完備しているところもあります。
【ホテル シギラミラージュ】
Access:沖縄県宮古島市上野新里1405-201
Tel:0980-74-7400
>「ホテル シギラミラージュ」の情報を詳しく見る
【シギラベイサイドスイート アラマンダ】
Access:沖縄県宮古島市上野新里926-25
Tel:0980-74-7100
>「シギラベイサイドスイート アラマンダ」の情報を詳しく見る
【ホテルブリーズベイマリーナ】
Access:沖縄県宮古島市上野宮国784-1
Tel:0980-76-7300
>「ホテルブリーズベイマリーナ」の情報を詳しく見る
【ホットクロスポイント サンタモニカ】
Access:沖縄県宮古島市上野宮国974-1
Tel:0980-76-3000
>「ホットクロスポイント サンタモニカ」の情報を詳しく見る
シギラセブンマイルズリゾートにおいては、非常用電源が無いホテルに台風時ご宿泊の場合、非常用電源のあるホテルへ移動していただき、台風時も不自由が無いように取り組みをしております。
台風予報の見方

台風予報は、進路や方向によって被害や風速、雨の量が大きく変わります。台風は天気予報などで円を描くように渦巻いていますが、この円には「可航半円」と「危険半円」が存在します。
台風の進行方向に対して、左側が「可航半円」、右側が「危険半円」となります。可航半円側では、台風の風と移動する風が互いに打ち消しあうため、危険半円に比べて風が弱まる傾向があります。危険半円側はこれが逆に作用するため、風がより強まる傾向に。
宮古島でいうと、沖縄本島と宮古島の間の海上を通ると宮古島は可航半円側、宮古島と石垣島の間の海上を通ると危険半円側となります。
どちら側でも安心はできませんが、危険半円側に入る方がより風の被害が強まりますので、今後台風情報を見る時の参考にしてください。
島の人たちは台風の時はどうしているの?

宮古島の人たちは、まず台風が近づく予報が出たら、早めに食料の備蓄を始めます。電気も停まる可能性があるので、冷蔵や冷凍の食料は買いません。停電になってもガスや水道は基本的に使えるところが多いです。
大きな台風が来そうな場合、窓ガラスなども割れる可能性があるので養生テープなどで補強しておきます。車も横転する可能性があるので(少しでも重くするため)ガソリンを満タンにする傾向があります。よって台風前のガソリンスタンドは長蛇の列を作ります。
暴風域に入るとスーパーやコンビニなども閉店するため、買い出しはそれまでに済ませておく必要があります。
また台風に備えて、新聞紙を用意しておく必要も。風が強いと窓の桟の下部から水が噴き出してくる可能性があるので、新聞紙を詰めて水の浸入を防ぎます。
ごく稀に台風の目に入ることがあります。台風の目に入った瞬間は、無風になるどころか晴れ間が見られることがあります。
台風の目に入ったタイミングで、島民は外に出て次来る台風の備えを始めます。この時、スーパーも開店している可能性もあるから驚きです。
もしガラスが割れたとしても台風が過ぎ去るまでは自分たちで耐え凌ぐしかありません。台風の目に入った時は、その補修をしたり買い出しをしたりと、外に出られる数少ない時なので皆さん急いで行動をします。
台風の目が過ぎた後は、また暫く暴風になり、特に後半の風は逆向きの強い風が吹きます。台風の目が来る前よりも長い時間強風に見舞われますが、その後は台風一過となります。
台風は潮風を巻き上げて通過していくので、台風が過ぎた後は草や木の葉っぱが枯れ、数週間は秋になった錯覚に陥ります。
また、車も潮風を浴びているので島中の洗車コーナーが大行列となり、食料が入ったスーパーでは混雑が続きます。このようにして島人の暮らしが元に戻っていきます。
まとめ
台風シーズン中は宮古島への観光は控えたほうがベスト。4月や11月に台風が来る場合もあるため、内地から来られる方は台風の予報をしっかりチェックしてくださいね。
また旅行時に台風に見舞われないことがもちろんですが、万が一の場合もあります。さまざまな知識を持っておき、安全な旅行を満喫しましょう。
記事内でご紹介した通り、非常用電源を完備しているホテルを探しておけば安心なのではないでしょうか。