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観光スポット
2026.04.28

宮古島の現地民がおすすめしたい海以外の観光スポット!ディープな隠れスポットを厳選

宮古島の隠れ家スポット

宮古島といえばやはり、息を呑むような美しい海が有名。「宮古ブルー」とも称される透明度の高い海では、シュノーケリングやダイビングなどで色とりどりの魚たちやウミガメと出会うことができます。

また、初心者でも楽しめるSUP(サップ)やカヌーなどのアクティビティも人気で、旅行の計画を立てる際には海での遊びは欠かせない方も多いでしょう。

しかし宮古島の魅力は、海だけではありません。今は使われていない地下洞窟、歴史ある井戸跡、神が住むといわれる離島、宝探しができるビーチなど、陸上にも魅力が溢れています。

今回は「もっとディープな宮古島を知りたい!」「マリンアクティビティ以外の遊び方を知りたい!」という方に向けて、現地で働くスタッフが実際におすすめする観光スポットを紹介します。

自然や歴史、神秘が詰まった、ちょっとディープな宮古島観光をぜひ楽しんでみてください。

洞窟編|宮古島の地下に眠る神秘スポット

宮古島はサンゴ礁が隆起してできた島で、琉球石灰岩という地質が広く分布しています。この石灰岩は雨水に溶けやすく、長い年月をかけて洞窟や地下空洞が形成されます。

そのため、宮古島には観光地として有名な鍾乳洞だけでなく、地元の人しか知らないような自然洞窟や地下空間が点在しています。ここでは、そんな秘境感あふれる洞窟スポットを紹介します。

まるでジブリの世界 【ヌドクビアブ】

ヌドクビアブ

伊良部島のさとうきび畑の真ん中に、突然現れる地下階段「ヌドクビアブ」。草木が生い茂る入り口を抜け、急な斜面を慎重に下って2分~3分。突如地面が割れたような広い空間があります。

ここは琉球石灰岩が長い時間をかけて、雨水で溶けてできた縦穴の洞窟。深さは22mほどあり宮古島の文化財、史跡にもなっています。宮古島の方言で「ヌドクビ」は「喉首」、「アブ」は「洞窟」と言う意味だそうです。

また、戦時中は、防空壕としても使われており、日本軍が釜炊きをした跡などが残っています。

洞窟の上部からはガジュマルの枝木が垂れ下がり、隙間から差し込む太陽の光がとても神秘的です。目の前に見える光景はさながらジブリの世界。夏でも涼しく、静寂の中で自然のパワーを感じられます。

足元は常に不安定なのでスニーカーがおすすめです。特に雨の後は土がぬかるんでおり、滑りやすいで天候も要チェックです。

なお、駐車場は無いため、近くに路駐になります。看板もひっそりと佇んでおり分かりづらいため、場所を確認してから向かうのが良いかもしれないですね。

水源と石段が織りなす神秘的スポット 【友利のあま井】

友利のあま井

シギラリゾートから車で3分、森の中を進んでいくと突然行き止まりに当たります。少し不安になりながら、心もとない石段を降りると、小さい入り口からは想像できないほど大きい洞窟が見えてきます。その先には、かつて周囲の集落の人々が生活用水や洗濯水を確保するために日常的に通った水源があります。

「友利のあま井」は、県指定有形民俗文化財にもなっている自然洞窟の湧水地・井戸跡。読み方は「友利のあま井(あまがー)」。「あま井」とは、宮古島の方言で「泉」や「井戸」を意味します。

雨が少なく地下水も乏しいこの島では友利のあま井は、干ばつでも水が枯れにくい貴重な井戸だったそう。特に雨の少ない時期には、水を求めて島内各地から訪れる人がいたといわれています。

1965(昭和40)年に城辺で上水道が普及するまで使われていたそうで、井戸の周辺には石垣や水汲み台などの痕跡も残されています。擦り切れた石段からは、水汲みをしていた当時の女性たちの苦労がしのばれます。

湿った空気と、木々から入り込む光が不思議な雰囲気を醸し出しているあま井。静寂に包まれた中で、水がポタポタと垂れる音だけが響く神秘的な洞窟。宮古島の歴史を感じられる隠れディープスポットです。

さとうきび畑の地下で発見された【仲原鍾乳洞】

仲原鍾乳洞

シギラリゾートから東平安名崎に向かって車を10分走らせると、ムイガー断崖を過ぎたあたりにひっそりと「仲原鍾乳洞」という看板が見えてきます。

「仲原鍾乳洞」は、約10万年前に石灰岩地帯の天井が陥没してできた鍾乳洞。「ドリーネ地形」と呼ばれており、下地島にある「通り池」と同じタイプの地形だそうです。

陥没によってできた巨大な空洞には、推定30万年もの長い年月をかけて浸食した鍾乳石が広がっています。琉球石灰岩がゆっくり溶けることで、つららのような「鍾乳石」や地面から伸びる「石筍」が成長し、神秘的な景観を作り出しています。

全長265mの広大な洞窟ですが、観覧ができるのはそのうちの15mほど。受付ではオーナーによる手作り感満載の洞窟マップを使った面白い解説を聞くことができます。

ぽっかりと空いた穴の入り口には野生化したポトスやシダ、垂れ下がったガジュマルの枝木などまさに秘境探検の始まりといった雰囲気。洞内は自然光が差し込む地形のため、ライトアップに頼らずとも幻想的な光景が広がるのが特徴です。

仲原鍾乳洞の入口

ひんやりとした空気の中、奥に進んでいくと、泡盛が保存されているのを見かけたり、縁結びや子宝にご利益があるとされているパワーストーンも置かれています。勾配が少なく歩道や手すりも整備されているため、小さなお子様からご年配の方まで、誰でも安心して楽しめるのも魅力の一つ。

仲原鍾乳洞、実はオーナーの個人所有であるため、洞窟内の天然吹き抜け空間を特別な体験型ホールとして活用しているそう。過去には、ワイン講座や結婚パーティ、祈願式典などのイベントも行われ、一般的な観光地にはない自由な使い方が可能です。

美しい海以外にも魅力のある宮古島。ぜひ地下に眠る仲原鍾乳洞で、秘境探検の旅はいかがでしょうか?

パワースポット編|宮古島の歴史と神秘を感じる場所

宮古島には古くから神様を祀る文化があり、島の至る所に御嶽(うたき)と呼ばれる聖地が存在します。

ここでは、旅行者でも訪れることができる代表的なパワースポットを紹介します。

日本最南端の神社 【宮古神社】

宮古神社の入り口

宮古島のパワースポットといえば、やはり外せないのが「宮古神社」。日本最南端の神社であり、金運上昇や商売繁盛のご利益で知られています。

地元の人々からも厚い信仰を集めており、島内の飲食店には宮古神社のお守りが飾られているのをよく見かけます。

そんな宮古神社ですが、歴史は古く1590年に建立されました。和歌山県の熊野三山から分霊された「熊野三神」と宮古島を統治した「豊見親(とぅゆみゃ)三神」二つが祀られています。

熊野信仰は古くから金運や勝負運にご利益があるとされ、豊見親は島の繁栄を築いた英雄です。宮古島限定で販売している『古酒 豊見親』という泡盛もあるほど島内では親しまれている名前です。

「熊野三神」と「豊見親(とぅゆみゃ)三神」の2つの強い力が集まる場所であることから、宮古神社は強力なパワースポットと言われています。

外観は内地の神社と沖縄の風土が合わさった不思議な雰囲気。神社に向かう石段の周りにヤシの木が生えているのがなんとも宮古島らしいです。

宮古神社

鳥居をくぐると屋根に使われている鮮やかな赤色の琉球赤瓦と青い空とのコントラストで思わず息を呑んでしまう綺麗さ。社殿の前には狛犬ではなく沖縄の守り神「狛シーサー」の姿を見ることができます。

社務所で用意されている御朱印やお守りも必見です。特にシーサーが書かれたカラフルな御朱印や、海上安全お守りはここでしか手に入れられないものばかり。

宮古空港からも車で10分ほどと近いため、参拝してから旅行をスタートさせるのも良いかもしれませんね。

神が住む聖域の島 【大神島】

大神島へ行くフェリー

宮古島周辺には直接橋で渡れる離島として「池間島、伊良部島、下地島、来間島」の4つがあります。観光地として非常に有名な離島であり、4つの島を総じて宮古諸島と呼びます。

観光としていらっしゃるお客様は、宮古島に遊びに来たら周りの離島巡りをするのが定番プラン。しかし、もう一つ宮古島の周りにはフェリーでしか訪れることのできない神様が住む島があります。それが「大神島」です。

位置としては、宮古島から4㎞ほどで、面積は0.24㎢の小さな島。現在の人口は約20人程度で島民の平均年齢は75歳だと言われています。

宮古島の島尻漁港から大神海運のフェリー「ウカンかりゆす」で潮風を感じながらゆらゆら船に揺られて約15分。大神島は昔から「神様が住む島」として神聖視され、島にはルールがたくさんあります。

一つ目が聖域には絶対に立ち入ってはならないこと。誰も見てはならない神祭行事や地元の方が大切にしている祈りの場所(御嶽)など、立ち入ってはいけない場所が多数あります。定められた道以外には進まないようにしましょう。

二つ目が「祖神祭(ウヤガン)」の期間は入島禁止であること。旧暦6月~10月頃に行われる島最大の神事の期間中は、島民以外や男性の立ち入りが禁止となります。神々に祈りを捧げるこの儀式は5日間にもわたり、御嶽(ウタキ)と呼ばれる場所に巫女たちがこもるそう。そういった行事と日程が被らないように注意が必要です。 

三つ目が動植物や石を持ち帰らないこと。大神島では特に、「石には神様がいる」と考えられています。すべて神様からの借り物のため、島にあるものは持ち帰らないように。

そんな荘厳な雰囲気を感じる神の島、大神島ですが山の頂上には展望台が設置されておりそこから眺める景色は圧巻です。宮古ブルーの海はもちろん、池間大橋や宮古島本島まで見渡せる360度の大パノラマ。標高約75mあり、そこまでの道のりは少し険しいですが、大神島1番の絶景スポットです。

また海岸沿いには大小様々な岩が綺麗に弧を描いて整列している円形の入江があります。カミカキスと呼ばれ、まるで神様が丁寧に岩を並べたかのよう。大きな岩に囲まれた部分は天然プールのように潮溜まりになっており、島民にとっては伝統的な漁の目印になっているそう。

この島では奇石(ノッチ)と呼ばれる、木やキノコのような奇妙な形をした岩も有名です。島の隆起によって地表から転がり落ちた岩が長い年月をかけて、波によって浸食されたことでユニークな形になったのだとか。

大神島には一件だけ「おぷゆう食堂」という飲食店があります。そこで堪能できるカーキダコ丼が1番の名物。カーキダコとは大神島の特産品、島ダコを燻製にしたものです。燻製タコと玉ねぎを鰹出汁で炒めてご飯の上に載っけたカーキタコ丼は、大神島に訪れたら絶対食べたい料理の一つです。

おぷゆう食堂

手つかずのまま残る自然と神秘の島、大神島。他の島にはない特別な時間に没入できる体験ができること間違いなしです。

穴場ビーチ編|宝探しのように楽しむ海の遊び方

海水浴やシュノーケリングだけが、ビーチの楽しみ方ではありません。最近人気が高まっているのが、ビーチコーミングという遊びです。

ビーチコーミングとは、砂浜に流れ着いたものを、くしで髪をとくように拾い集め、収集したり、集めた漂流物でアートを作ったりして楽しむことをいいます。年代や性別を問わず世界各地で趣味として楽しまれています。

ビーチコーミングとは?宮古島で楽しめる自然の宝探し

ビーチコーミングでは、砂浜に流れ着いた自然物や漂着物を拾い集めます。宮古島のビーチでは、「シーグラス」「サンゴのかけら」「貝殻」「陶器の破片」などが見つかります。

透明感のあるシーグラスや、波に削られて丸くなった陶器の破片などは、思わず集めたくなる美しさがあります。

拾った貝殻やシーグラスは、小瓶に入れて飾ったり、紐を通してオーナメントにしたり、旅の思い出として持ち帰ることもできます。

小さなお子様がいるファミリーや、ゆったりと島時間を楽しみたい方にもぴったりの遊び方です。

池間公民館の裏手にあるビーチ 【ミジュンマヒダビーチ】

ミジュンマヒダビーチ

穴場スポットなこともあり人が少ない「ミジュンマヒダビーチ」は、欠けていない形そのままの貝殻が流れ着いている傾向があります。キラキラのシーグラスや白いサンゴ、柄が綺麗な陶器の破片なども見つけられます。

筆者は宮古島に移住してから貝殻収集にハマり、毎日のようにビーチコーミングに出かけていた時期もあります。夢中で探すあまり、気づいたら潮が満ちて、取り残されそうになったことがあるので皆さんは気をつけてください。

静かな海岸で宝探しをする時間は、宮古島ならではの贅沢なひととき。マリンアクティビティとはまた違った、のんびりとした島時間を楽しめる穴場スポットです。

宮古島観光をもっと面白くするコツ|「海以外」を楽しむと旅が深くなる

宮古島旅行では海に注目が集まりがちですが、実は島の歴史や文化は陸にこそ残っています。

例えば、洞窟であれば地質と戦争の歴史、神社や御嶽であれば信仰と神事など、海では見られない魅力が数多くあります。

海と陸の両方を楽しむことで、宮古島の旅はより深いものになるのではないでしょうか。

まとめ

宮古島は美しい海で有名ですが、実は陸にも魅力的なスポットが数多くあります。特に今回紹介したスポットは、自然・歴史・文化を感じられる場所ばかり。

マリンアクティビティだけでなく、こうしたディープな観光スポットを巡ることで、宮古島の魅力をより深く味わうことができます。

ぜひ次の宮古島旅行では、「海以外の観光スポット」にも目を向けて、島の新しい魅力を発見してみてください。

この記事の執筆者

azusa
azusa
宮古島の海に魅せられて2024年移住。旅行とカフェ巡りが好きです。目標は島内のカフェ全制覇♪ #世界遺産検定2級 #カメラ女子
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